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2011年9月21日水曜日

マリノスが優勝できない理由

本当はこういう記事を書きたくないですが、現状、避けては通れないところ
まで来ている為、はっきり書かせて貰いたいと思います。

マリノスサポーターは全体的に身内に甘いですね。
マリノスラブなのは分かりますが、過保護に近いと思いますよ。
優勝から遠ざかっている理由に、クラブ、フロントを甘やかしてきた責任
もあるんじゃないかと思いますよ。別に浦和レッズのようにとは言いませんが、
サポーターの力で監督やGMを辞めさせるだけの影響力がない。燃えるような熱い
気持ち、危機感ですよ。このままじゃいけない!という意識が足りない。
これでは企業色の強いクラブを変えることは出来ませんよ。

個人的には柏でヘッドコーチをやっている井原氏が次期監督には相応しい人材だと
思っていますし、いっそのこと外国人監督でもいいと思います。
監督としての経験と品格、そして戦術に長けた人材を起用すべきだと思いますね。
本当にマリノスを優勝させたいなら、の話ですよ。要は監督の問題なんですよ。
マリノスが優勝できない最大の理由は監督人事にあります。

この数字を見てください。


暫定1位 G大阪(残り名古屋戦、1試合のみ)

対柏 2勝
対横浜FM 1勝1分
対名古屋 1分

5試合、勝ち点11

暫定2位 柏(上位3チームとの対戦終了)

対横浜FM 2勝
対名古屋 1勝1敗
対G大阪 2敗

6試合、勝ち点9


暫定3位 横浜FM(残り名古屋戦、1試合のみ)

対柏 2敗
対G大阪 1敗1分
対名古屋 1分

5試合、勝ち点2


暫定4位 名古屋(残り横浜FM戦、G大阪戦の2試合)

対柏 1敗1分
対横浜FM 1分
対G大阪 1分

4試合、勝ち点3


上位4チームで優勝争いしている中、しかも4チームが勝ち点差3、4の中で
ひしめき合っている中、この数字の意味するところが分かりますか?
代表戦でよく出てくる、予選グループ対戦表の形で分析すれば、実力差がよく分かります。

上位4チーム中、マリノスは優勝を争う上位3チームと対戦し、一度も勝っていない。
引き分け2回の勝ち点2しか挙げられていない。柏に至ってはリーグ戦2連敗を喫している。
残る名古屋戦、逆転優勝の為には勝つのは当然だとしても、それでも勝ち点は5にしかなら
ない。通算成績は6戦中、1勝(勝つ前提で)3敗2分の勝ち点5にしかならない。
名古屋はマリノス戦とG大阪戦の2試合を残しています。仮にマリノスに負け、G大阪に
引き分けても勝ち点4、仮に勝っても勝ち点6に留まります。

一方のG大阪は勝ち点11、柏は既に対戦終了し、勝ち点は9となっています。
G大阪は名古屋戦に引き分けても勝ち点1を積み上げられます。仮に名古屋に勝った場合で
勝ち点は14、引き分けでも勝ち点12、負けても勝ち点11でトップでフィニッシュ。
柏は勝ち点9で2位でフィニッシュです。名古屋もマリノスも予選グループなら3位以下となり、
敗退決定という数字です。

つまり上位チームに勝てないチームが優勝するには、それを弾き返すだけのパワーが必要
であり、それには連勝、全勝しかない、ということになります。

では、今の木村和司の采配で試合に勝てますか?という問題になります。

引き分け狙いではなかったとしても、結果としてG大阪に勝てなかった、勝ちにいかなかった
時点で、今年の勝負は決まったのです。

このような現実の数字が意味するところをよく理解すれば、どうして今のままではダメなのか、
マリノスをどうしなければいけないのか、分かるはずです。マリノスが好きだから、マリノス
のことを批判するな、では無いんです。そんな御飯事でチームが強くなるわけがないでしょう!

先日のG大阪戦、谷口は交代選手に攻撃の選手を入れてくれと、木村和司に直訴したそうです。
しかし、木村和司は却下した。目先の引き分け、勝ち点1を取ったわけですが、その代償が
これですよ。戦っている選手たちのほうが、はるかに事情を良く分かっている。
ここで勝たないといけない、という勝負所を良く理解しているわけですよ。

勝負所を見極められない監督なんて最低です。勝負師として失格です。

だからマリノスは優勝できない。本当に残念でなりません。

※これを覆すような逆転の展開、マリノスの奮起を期待していますよ。


インテル・ミラノは21日、ガスペリーニ監督を解任した。
今季就任した同監督は公式戦5試合で1勝もできず、わずか3ヶ月でチームを去ることになった。
※Yahooニュースより

イタリアなら木村和司はとっくに解任でしょうね。

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