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2011年12月29日木曜日

国立で散るーマリノス、J2京都に完敗

天皇杯準決勝、横浜FマリノスVS京都サンガの一戦は、後半終了間際、大黒の劇的な
同点弾で延長戦に突入!しかし、延長後半、途中出場の京都サンガFW久保に3点目
を決められ、その後、駒井のゴールでダメ押しの1点を追加され、結果2-4で敗戦
しました。

もう1試合はFC東京が1-0でC大阪を破り、決勝に進出しました。
これで元日の天皇杯決勝は史上初のJ2クラブ同士の頂上決戦となりました。
改めてJ2クラブのレベルがアップしていることが証明されましたね。
昨年J2チャンピオンの柏が今年J1チャンピオンになり、今年J2チャンピオンの
FC東京が天皇杯決勝まで進出している、京都も然りですが、元J1クラブが
J2で再生し、強豪クラブに生まれ変わって、再びJ1の舞台に上がってくる、
素晴らしいと思います。

京都は本当に強かったですね。試合内容でもマリノスは京都に完敗でしょう。
京都は運動量が豊富なんですよね。延長になっても、最後の最後まで運動量が落ち
ませんでした。マリノスがパワープレーに入っても、京都はショートカウンターから
何度もチャンスを作り、1対1の局面でマリノスディフェンスを翻弄していました。
そして最後は10代の若きストライカー、FW久保が決勝点をしっかり決めるところ、
京都は育成が本当に上手くいっているなと感じましたね。
※ドゥトラのフリーキックも見事でした。
全日本ユース、高円宮杯でも京都U-15が優勝しましたね。

これで今年のマリノスの戦いが終わりました。
リーグ優勝、そして天皇杯優勝、ACL出場も叶いませんでした。

試合終了直前、大型スクリーンに映し出された、木村和司監督の表情が印象的でしたね。
4点目を取られた瞬間、あぁ、終わったな、という深い落胆の表情をしました。
その姿をマリノスサポーターは決して忘れないでしょう

国立に集まったマリノスサポーターは熱い応援をしていました。その応援に応えるべく、
マリノスの選手たちが必死で戦ってくれたこと、Mr.BIGも決して忘れることは無いでしょう。

後半終了間際の怒涛の攻撃も、最後の最後まで絶対に諦めないという気持ちが全面に出て
いました。それが大黒の同点弾となったわけですが、それでも、試合内容では京都の
サッカーがマリノスを圧倒していました。後半に3人を一気に交代したマリノスと対象的に、
京都は交代枠を1つ残して延長に入りました。その残り1つが久保投入だったわけですが、
ここでも大木監督の采配がズバリ当たりましたね。

マツの意思を継いで、J2昇格を決めた松本山雅とは対照的な結果となってしまったマリノス。
マリノスにとって遂に決断の時が来ました。すべての結果が出た今、これからのマリノスは
どうなるのか。過去の栄光にとらわれず、これからの未来に向かって、更に前進して貰いたい
と思いますね。J2クラブの快進撃を謙虚に受け止め、相手をリスペクトし、自分たちに何が
足りなかったのかを正直に分析、反省し、来期に繋げて貰いたいと思います。

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